ぼくたちがニュースなどで聞く宇宙飛行士とは、難関試験を突破して選ばれたひとが、主に公務員として宇宙での実験を目的に滞在しています。
それに対し、これから盛り上がるであろう宇宙旅行では、一般人がお金を払って宇宙を楽しむためにおこなわれるものです。
宇宙から地球を眺めたり、無重力体験を楽しんだり。
旅行先は大きく3つに分けられ、地上から100km程度のサブオービタル旅行、国際宇宙ステーションがある地上から400km程度のオービタル旅行、それより先の地球外軌道になります。
2020年現在、宇宙旅行者としては7名が、ロシアのソユーズロケットで宇宙旅行を果たしていますが、その費用は数十億円ともいわれており、いわゆる超富豪のみが可能なお金持ち旅行となっています。
では、どのようにして宇宙旅行へ行くことができるのか、宇宙旅行をビジネスにしようとしている会社5選をお伝えします。
宇宙旅行会社5選【実現間近】
ヴァージン・ギャラクティック
イギリスのヴァージン・グループが運営するヴァージン・ギャラクティックで、定期的なサブオービタル旅行を提供します。
気になる料金は、25万ドル(約2,500万円)。日本人も3名予約リストに入っており、一生に一度と思えば払えない金額でもないでしょうか。
日本ではクラブツーリズム社が公式代理店として、宇宙旅行の受付をしてます。
あるいはヴァージン・ギャラクティックのサイトで1,000ドル(約10万円;キャンセル時は返金)の予約金を支払えば、キャンセルリストに入れてくれます。
ブルー・オリジン
アメリカのブルー・オリジン社は、AmazonのCEOジェフ・ベゾスによって設立されました。
当初はサブオービタル旅行をおこなう事業者として、ヴァージン・ギャラクティック社のライバルとして見られていましたが、今ではオービタル旅行も計画しています。
独自に開発中の6人乗りロケット「New Shepard」により、短期間の宇宙旅行を提供します。
2020年代前半の宇宙旅行開始を目論んでおり、その料金は20万ドル~30万ドル(約2,000万円~3,000万円)と言われています。
スペースX
アメリカのスペースX社は、つい先日も有人宇宙飛行を成功させ、最も宇宙旅行の実現に近い会社の一つになります。
月面旅行や火星旅行など、地球外軌道への宇宙旅行を計画しています。
スペースX社は、現時点で旅行代金は公表していませんが、火星に10万~50万ドル(約1,000万~5,000万円)で行けるようようにしたいと、創業者のイーロン・マスクが話しています。
イーロン・マスクは、最終的には、人類の火星への移住を目論んでいます。
オライオン・スパン
アメリカのオライオン・スパン社は、独自の宇宙ホテル「Aurora Space Station」への宇宙旅行を計画しています。
一度に6人が12日間滞在できる宇宙ホテルへの旅行チケットは、9.5百万ドル(約10億円)とも言われる料金にも関わらず、すでに数カ月分完売しています。
2022年のサービス開始を予定しています。
ボーイング
ボーイング社は、NASAの商業乗員輸送開発(CCDev:Commercial Crew Development programme)計画において開発中の有人宇宙船「CST-100スターライナー 」を利用した宇宙旅行を計画しています。
CST-100 スターライナーには最大7人の乗員を乗せることができ、7ヶ月間のオービタル旅行を提供します。
2021年後半のサービス開始に向けて準備中です。
まとめ
一般人にはまだまだ高額ですが、宇宙旅行の実現に近づいてきましたね。
個人的に、無重力体験はしてみたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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